実は身近なコランダム!!

誕生石をあしらったジュエリーや結婚の記念にと贈られたジュエリーやアクセサリーは、普段から身につけるものであり、直接肌の上に乗せるためとても身近なものですよね。
ゴールドやプラチナなど金属そのままのデザインを活かしたものや、ダイヤモンドやエメラルド、オパールや真珠をあしらったものまで様々ですよね。
中でも人気・知名度共に高いルビーとサファイアですが、実は同じ石からできているって知っていましたか?

・コランダム

よく対にして、またはセットにして考えられることの多いルビーとサファイアですが、モース硬度といって、主に鉱物の硬さを測る尺度の一つで10段階のうちモース硬度9といった硬さを誇ります。
モース硬度についての説明ですが、「あるものでひっかいたときの傷のつきにくさ」であるので、叩いて壊れるかの判断ではないので注意が必要なのです。
例えばダイヤモンドはこの最高値のモース硬度10ですが、劈開(へきかい)性を持っているのである方向からの衝撃には弱いということです。
話を戻しまして、このモース硬度が同じ9であるルビーとサファイアですが、モース硬度が同じなのは偶然ではなく、同じ鉱物だからこそなのです。

コランダムとは聞き慣れない言葉だとは思いますが、実は宝石は鉱物の一種であるものは、鉱物名と宝石名を持っています。
鉱物の中でも希少性や装飾性に秀でたものを宝石とするので、鉱物の数が多くても宝石としての価値が認められるものはごくわずかなのです。
ルビーもサファイアも鉱物としては同じ「コランダム」なのですが、酸化アルミニウムの結晶からなり、純粋な状態であれば無色透明なのですが、鉱物が生成される際に取り込まれる不純物の影響で色がつくのです。

・ルビー

コランダムが生成の際に1%程度の微量のクロムを取り込むことによって「ルビー」の美しい赤が発色するのです。
クロムは他の宝石でもアクアマリンやモルガナイト「などの「ベリル」グループでは「エメラルド」となり、トルマリンでは同じく赤い「ルベライト」となるのです。
ベースの鉱物によって色味を変えるクロムですが、クロムは金属イオンの一種であることを考えると身近なものにもよく使用されています。
色が鮮やかなものが多い金属イオンは、油絵の具を見るとクロムやチタン、ニッケルなどの成分が確認できるのです。

透明なものから不透明なものまで、また褐色がかったものもありますが、ルビーと認められるのは赤色のコランダムだけ。
赤色以外のコランダムは全てサファイアとされるのです。

・サファイア

青色のイメージが強いサファイアですが、実はピンクやイエロー、ブラックやグリーンなどの色の豊富さ誇ります。
何も含まない純粋なコランダムも「ホワイトサファイア」とされておりますが、あくまでメインカラーは濃紺~青紫色のため、和名でも「青玉(蒼玉)」と呼ばれていたり、ラテン語でも青色を意味する「sapphirus(サッピルス)」が由来となっています。
青色以外はファンシーカラーサファイアとされ、「ピンクサファイア」や「ホワイトサファイア」などど色名を冠して呼ばれることが多く、ただの「サファイア」はメインカラーの青色のコランダムを指しているのです。
クロムが発色の理由のルビーですが、青いサファイアは鉄やチタン、黄色はニッケル、緑色はコバルトなどが含まれていることでその色味を生み出しているのですが、ピンクサファイアの発色原因もクロムなのです。

・ルビーとピンクサファイアの違い

ではなぜ同じクロムでもピンクサファイアとルビーの違いが生まれるかというと、それはクロムの割合なのです。
先ほども触れたように、1%程度の微量のクロムを含むことでルビーのバランスのとれた美しい赤色が引き出せるのですが、ピンクサファイアはその割合が0.1%ほどしか混ざっていない薄い赤色のものをさすのです。
1%程度という微妙な割合は自然界で生成される宝石の中でも稀な状況下でしか起こらないため、天然ルビーは他の宝石よりも希少でピンクサファイアと区別されている所以です。

・産地によって異なる?

同じ宝石でも取り込む不純物によって色味が微妙に変化することを述べましたが、産地によっても変化します。
例えばルビーでも品質の良いルビーはミャンマーのモゴック産とされ透明度も輝きも高いのに対して、タイ産のルビーは透明度が低く鉄分を含んで黒ずんでいるため価値が劣るとされているのです。
黒っぽくなるのは、クロムの割合が1%を超えれば超えるほど濃くなるためです。
産地が宝石の価値を決める全てではないのですが、どんなルビーが多いかなどがわかる傾向の一つなので、購入時に参考にしてみても良いですね。
ですがタイ産でも高品質なルビーが採れることもあるように、ミャンマー産だからといって必ずしも高品質というわけではないので注意したいものです。


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